心理学で教わったことを「やらなくては」と思って、まじめに実行して、返って相談者からクレームが来たり、
それによって「自分はダメなカウンセラーなんじゃないか」と、自己否定してしまう人、結構多いのです。
実は私も結婚する前に心理学や自己啓発を学んで、返って人生がどん底になっていきました。
でも、その時の私は世界的にも多くの人が学んでいる、心理学や自己啓発がいいと思い込んでいたのです。
でも、結果は夫の前妻の娘とうまくいかなくなったり、周りから人が去って行ったのです。
ですから私は、今は心理学や自己啓発はやめて、他のことをやっています。
では、その違いとは？
１．深層心理で「ひどいこと」を解き明かす
こういうことは、今の私はやっていません。
「愛しかない」ということをお伝えしています。
心理学や自己啓発では、「深層心理ではあなたは『腹黒い』とか『ひどいことを考えている』とか、
そんなことを解き明かす」ってやるんですね。
今思うと、なんでそんなことやっているのだろう？と不思議で仕方がないのですが、その当時はそこを見てしまったのです。
だって、心理の先生が教えているんですから、信じてしまいますよね・・・
ですから、私は逆をやっています。
それで私のカウンセリングや講座を受けた方は、どんどん「愛」の世界に行けるのです。
あなたは「ひどい世界」と「愛しかない世界」とどちらに行きたいですか？
２．「許す」「赦す」
これも心理学でよくやります。
「あなたが幸せじゃないのは、相手を許していないからです。許しましょう。」ってやるんですね。
でも、私の概念では「許す」とか「許さない」は存在しません。
なぜなら「許す」「赦す」は、自分が相手を「許さない」「赦さない」と思っているから、出てくる心ですよね？
これは完全に上から目線ですね。
相手はあなたに許してほしいとは、思っていないかもしれません。
これは、ひとりで空回りするパターンです。
あと、人生でイヤなことや苦しいことって、誰にでもあると思うのです。
でもそれを『イヤなこと』『相手が私を苦しめる』と捉えたら、人生でそういうことが際限なくやってきます。
むしろイヤなことや苦しいことは、自分の中に無かったことに気づかせてくれることなんです。
そう捉えられたら、ありがたいことに変わりますね。
３．相談者を「救う」
これもよく心理学でやります。
私は相談者の方々を救うことはしていないのです。
でも、私の相談者さまは、どんどん幸せになっていかれます。
なぜだと思いますか？
まず「救う」という考え方は、目の前の人が「ダメな人だから救わないといけない」という考え方なのです。
もしあなたがカウンセラーに「あなたはダメな人ですね」とレッテルを貼られたら、そのカウンセラーを信頼できますか？
たぶん、難しいですね。
あとは、そう扱われた人は「私ってダメな人間なんだ」
そういう思考になっていきます。
では、私が何をしているかと言いますと、
相談者の素晴らしさを引き出すということをやっています。
ご本人ですら気づいていない素晴らしさに気づいいただければ、相談者はまず苦しみから抜け出して、ご自身で幸せになる能力が向上していくのです。
ですから、救わなくていいのです。
むしろ、そちらのほうが幸せになっていきますよ。
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